seminar
Poul Lübcke, "A Semantic Interpretation of Husserl's Epoché," 1999. というわけで、報告。いろいろ誤解をしていて、かなり変な解釈をしているところもあるのだけど、あくまでも重要なポイントを内包しつつ間違っている。これを解きほぐして何がまずいの…
Donald L. M. Baxter, "Instantiation as Partial Identity," 2001. Thomasson本勉強会の後釜で、参加者が各自の関心で論文を選んで報告する勉強会が始まる。しょっぱなから癖の強い論文。普遍者についてのアームストロングの見解が話の大前提にある、きわめ…
後半部分が思いっきり未完成のまま発表。まあ大筋に関しては問題ないようだ。あとはどれだけきちんと詰められるかという点だけ。
Mark Timmons Moral Theory. An Introduction, 2004, ch. 1. 規範倫理ゼミ。このあたりは知らないことだらけなので、かなり勉強になりそうな予感。
原稿をとりあえず完成させ(たことにし)て、発表。いろいろと指摘される。
Edmund Husserl, Transzendentaler Idealismus, Hua. XXXVI, Nr. 6, §7. レアールな事物は射影するが、体験は射影しない、という例のアレ。フッサールがここから引き出したい帰結は、認識論的というよりも存在論的なものだと思うのだけど、果たしてどうなの…
Kasimierz Twardowski, Zur Lehre vom Inhalt und Gegenstand der Vorstellungen, 1894, §8. 第八節の最後まで。あいかわらず「徴表」の多義性について。言葉遣いに関する話が大半で、議論の進展らしい進展はあまりない。続く二節はかなり重要な箇所。
Amie Thomasson, Fiction and Metaphysics, 1999, ch. 8. 勉強会。Thomassonが「カテゴリ論」ということで理解していることが、いまいちよく分からない。
Kasimierz Twardowski, Zur Lehre vom Inhalt und Gegenstant der Vorstellungen, 1894, §8. 「表象されたものの部分 Teil des Vorgestelltes」として特徴づけられた「徴表 Merkmal」が、「表象されたもの」の多義性によって多義的になってしまうことと、多…
G.E.M. Anscombe Intention, 1957, § 37. wantingの対象について。途中からブレンターノ学派における志向性理論の話に脱線する。
Amie Thomasson, Fiction and Metaphysics, 1999, chap. 7. 勉強会。抽象的人工物としての虚構対象を認め、虚構に関する言明を二つのクラスにわけるThomassonの戦略の概略と、その利点について。これで第七章は終わり。残るはあと三章。
Kasimierz Twardowski, Zur Lehre vom Inhalt und Gegenstant der Vorstellungen, 1894. 勉強会。フッサールの(形式的)存在論とほぼ同様の発想が出てくるが、ある点でフッサールとは決定的に違っている。この相違と志向性理論に関わる相違(それらはとうぜ…
G.E.M. Anscombe, Intention, 1957, §37. 勉強会。非常によく分かる箇所と、非常によく分からない箇所が。よくこんな本を書けたよな。
Amie Thomasson, Fiction and Metaphysics, 1999, chap. 7. 勉強会。マイノング主義の2ヴァージョン(ParsonsとZalta)を検討している箇所。(たとえば歴史小説に登場するような)虚構作品内の「実在の人物」の問題は、きちんと考えると面白いかもしれない…