Lübcke 1999

  • Poul Lübcke, "A Semantic Interpretation of Husserl's Epoché," 1999.

というわけで、報告。いろいろ誤解をしていて、かなり変な解釈をしているところもあるのだけど、あくまでも重要なポイントを内包しつつ間違っている。これを解きほぐして何がまずいのかを示す作業は、たぶん有益なものになると思う。(が、かなり大変。)しかしまあともかく、フッサール自身の疑似心理学的な用語法に惑わされずにエポケーを言語哲学的考察から再構成し切った点には、手放しで敬意を表したい。