Kant

Wood 2005

Allen Wood, Kant, Blackwell, 2005, ch. 2. 今年度のカントゼミの準備もそろそろしておこうということで、第一章を読んだきりのWood本を読み始める。「伝統的形而上学と新しい自然科学との調停を試みる、最後の近世哲学者としてのカント」という描像を一貫…

Friedman 2006

Michael Friedman "Kant, Scepticism, and Idealism," 2006. 本筋の研究のほうをやる気分になれなかったので、読みたかったものをさっと読む。カントの超越論的観念論の拠り所である現象と物自体の区別に対するヤコービの批判からドイツ観念論へ、という例の…

Kant, KpV

Immanuel Kant, Kritik der praktischen Vernunft. 演習で担当にあたっているので、準備のために読む。じつにタイムリーなことに、純粋実践理性の要請としての魂の不死と神の実在についてのくだり。難しいけど面白いし、独特の迫力がある文章。理性的信仰に…

Luft 2007

Sebastian Luft "From Being to Givenness and Back: Some Remarks on the Meaning of Transcendental Idealism in Kant and Husserl," 2007. カントの超越論的観念論とフッサールのそれを(フッサール自身がしばしばそうしてしまったように)、単に対立させ…

Kant, KpV

Immanuel Kant, Kritik der praktischen Vernunft, 3. Hauptstück. カントゼミの準備続き。なんとか終わらせる。

Kant, KpV

Immanuel Kant, Kritik der praktischen Vernunft, 3. Hauptstück. カントゼミの準備。Achtungについてのくだり。難しいけど面白い。