Husserl, Hua. XXXVI

  • Edmund Husserl Transzendentaler Idealismus, Nr. 6, §§12-14.

一連の仕事終了後の放心期間をそろそろ終わらせるべく再始動。放置したままだった最後の数頁をきっちり読む。(あらゆる可能な作用の総体としての)純粋意識の存在の必然性と、コギトの明証性よって確保される、個別の顕在的意識の存在の必然性の間に区別をつけているようでつけていないような、そういう感じの叙述が続く。こうした一連の議論の目指すところが、われわれの経験の構造の分析ではなく、あくまでも様相に関する形而上学的な問題であるということが、たとえば『イデーンI』あたりよりもずっとはっきりさせられているあたりがすばらしい。