2008-09-24から1日間の記事一覧

Kriegel 2008

Uriah Kriegel, "The Dispensability of (merely) Intentional Objects," 2008. これも、志向的対象をなしですませようとする、副詞説の立場からの論文。賛成はできないけど、面白い。もし志向性が外在主義的なしかたで個別化されるなら、志向性の副詞説はそ…

Brandl 2005

Johannes Brandl, "The Immanent Theory of Intentionality," 2005. 初期ブレンターノの志向性理論(「志向的内在」というnon realな心的存在者に訴える説)を再評価する試み。従来の批判が誤解にもとづいていることの指摘などは、すでにChrudzimskiの仕事で…

Gorman 2006

Michael Gorman, "Talking About Intentional Objects," 2006. Craneの志向的対象論文への批判。Craneは、志向的対象が何でないかをはっきりさせているが、それが何であるかをはっきりさせていない、という私的にはまったくもって賛成できる。のだけど、では…