Husserl, Hua. XXVI

  • Edmund Husserl, Vorlesungen über Bedeutungslehre, §§ 16-7.

翻訳しながら読む。名辞的表象の対象への関係を、それが述定という文脈において登場しうることから説明する箇所。そういった述定が真でない場合には、対象への関係はどうなるのか、という問いを立てるところまではいいし、その場合にも対象への関係は成り立っているという回答もとりあえずいいのだけど、肝心の議論にいくつかの疑問が。あらゆる名辞的表象について、それを含んだ真なる判断がある、という主張は、(仮にそれが正しいのだとしても)目下の文脈で持ち出されるべきものなのだろうか。