Meinong
全七巻と補巻一巻の揃いで税込六万円というお値打価格。勢いで購入したが後悔していない。
昨日、次の二本の論文を読む。 Marie-Luise Schubert-Kalsi "Meinong's criticism of Husserl's "Ideas I"," 1982. 『イデーンI』に批判的なコメントをつけているマイノングの遺稿を取り上げた論文。まあだいたい予想通りの批判というか何というか。Kalsiも…
Peter Simons "Alexius Meinong: Gegenstände, die es nicht gibt," 1986. 今月末に急遽やることになった短めの発表の準備の一環として読む。コンパクトなマイノング入門で非常に明快。
Bernard Linsky and Edward N. Zalta "Is Lewis a Meinongian?" 1991.*1 現代マイノング主義の諸相を簡単におさらいした上で、ルイスの形而上学におけるマイノング主義的側面とそうでない側面を峻別する。非常にクリアに書かれているので、いろいろ勉強にな…