Schnieder and von Solodkoff 2009

  • Benjamin Schnieder and Tatjana von Solodkoff, "In Defence of Fictional Realism," 2009.

斜め読み。虚構対象を抽象的対象としてみとめる実在論的な立場(たとえば、Thomassonやvan Inwagen)に対するEverettによる批判を検討し、これを退けることで実在論を擁護する。「物語Tによると、p」という形式の文が真でも偽でもないことと、物語Tの世界においてpということが成り立つわけでも成り立たないわけでもない(それゆえ虚構対象には未規定性が成り立つ)ことを区別することで、問題の批判の力を削ぐといった感じの路線。